義母との戦い

義母との戦い⑪

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前回の話はこちら↓

地元に引っ越そうと話す夫と
引っ越したくない私の話はまだまだ続きました。




「援助の話はありがたいけど
正直、怪しいというか

…手放しで喜べないよ」




「まぁ、その気持ちも分かるけど
地元は知り合いが多いから
変な噂が流れないように
変ないじめとかはされないと思うよ?

悪い噂が立てば
経営にも影響するだろうし」




「そうかもしれないけど…
会社はお兄さんが継ぐから
夫くんは関係ないんだよね?」




「経営は兄さんだよ
昔からそう決まっていたから
俺は東京に出て来れたんだ

今だって兄さんは

父さんの会社で仕事してるしね

ただ…俺も結婚したら
帰って来いって言われるとは

思いもしなかったけど」




「引っ越しした後
夫くんの仕事はどうするの?」




「う~ん
まだ考えてないけど
父さんが紹介してくれそうだし
いざとなれば
父さんの会社で働けばいいだろ」




「えっ…もうすぐ父親になるのに
今後の自分の仕事の事も
考えてないの?

ちょっと言い方悪いけど
地元に帰った方が

楽が出来そうだからってだけで
引っ越ししようとしてない?」




「えっ!?
そんな事ないよ!

ただ、よつばの体とか
子育ての事を考えた結果だよ!

それに田舎の方が色々安いし
今後の事を考えたら
家計的にも助かると思ったんだ!」




色々良い事を並べてるけど
なんだか結婚した途端
今まで頼りがいがあった夫が
ただのダメ息子になっている気がして
不安でしかありませんでした…
 

・・・・・・


「夫くんが言う事も分かるけど
やっぱり引っ越しには反対だよ」




「よつばの気持ちも分かるけどさ
これから子育てしないと

いけないんだから
人手やお金はいくらあってもいいだろ?

それに俺の親あんなだし…
正直、引っ越さないと
今後何言われるか分からないよ」




「……親の為に引っ越すって事?」




「俺はよつばと

産まれてくる子どもの事を
思って言ってるんだよ?

 
決して俺が楽をしたいとか
親の為に引っ越したいって

言ってる訳じゃないんだ」




「そっか…
他に言いたい事はある?」




「ないよ
とにかくよつばと子どもの事を考えて
引っ越そうと思っている」




「分かった
もう少し考える時間をちょうだい」


想像していた以上に
夫は義両親の味方…というか
引っ越しする気満々だった事が
正直、ショックでした…


今から子どもが生まれるというのに
今後の仕事の事もあいまいだし

なんか、色々と
義両親の言いなりと言うか
親に頼る事満々な気がして
気分が良くありません


…とは言え

夫が言うように
私も仕事を辞めた方が
精神的にも時間的にも
育児に専念できる事は確かです。


わが家は親族も少ないし
母も持病があって
そんなに体が丈夫な方ではありません。


父も仕事をしているから
正直、困った時に頼りたくても
頼れないと思います。


引っ越しは絶対に嫌だけど
今後の事を考えると
引っ越しもありかもしれない

そんな思いが
頭の中を駆け巡る日々が始まりました。

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