前回の話はこちら↓
地元に引っ越そうと話す夫と
引っ越したくない私の話はまだまだ続きました。
私
「援助の話はありがたいけど
正直、怪しいというか
…手放しで喜べないよ」
夫
「まぁ、その気持ちも分かるけど
地元は知り合いが多いから
変な噂が流れないように
変ないじめとかはされないと思うよ?
悪い噂が立てば
経営にも影響するだろうし」
私
「そうかもしれないけど…
会社はお兄さんが継ぐから
夫くんは関係ないんだよね?」
夫
「経営は兄さんだよ
昔からそう決まっていたから
俺は東京に出て来れたんだ
今だって兄さんは
父さんの会社で仕事してるしね
ただ…俺も結婚したら
帰って来いって言われるとは
思いもしなかったけど」
私
「引っ越しした後
夫くんの仕事はどうするの?」
夫
「う~ん
まだ考えてないけど
父さんが紹介してくれそうだし
いざとなれば
父さんの会社で働けばいいだろ」
私
「えっ…もうすぐ父親になるのに
今後の自分の仕事の事も
考えてないの?
ちょっと言い方悪いけど
地元に帰った方が
楽が出来そうだからってだけで
引っ越ししようとしてない?」
夫
「えっ!?
そんな事ないよ!
ただ、よつばの体とか
子育ての事を考えた結果だよ!
それに田舎の方が色々安いし
今後の事を考えたら
家計的にも助かると思ったんだ!」
色々良い事を並べてるけど
なんだか結婚した途端
今まで頼りがいがあった夫が
ただのダメ息子になっている気がして
不安でしかありませんでした…
・・・・・・
私
「夫くんが言う事も分かるけど
やっぱり引っ越しには反対だよ」
夫
「よつばの気持ちも分かるけどさ
これから子育てしないと
いけないんだから
人手やお金はいくらあってもいいだろ?
それに俺の親あんなだし…
正直、引っ越さないと
今後何言われるか分からないよ」
私
「……親の為に引っ越すって事?」
夫
「俺はよつばと
産まれてくる子どもの事を
思って言ってるんだよ?
決して俺が楽をしたいとか
親の為に引っ越したいって
言ってる訳じゃないんだ」
私
「そっか…
他に言いたい事はある?」
夫
「ないよ
とにかくよつばと子どもの事を考えて
引っ越そうと思っている」
私
「分かった
もう少し考える時間をちょうだい」
想像していた以上に
夫は義両親の味方…というか
引っ越しする気満々だった事が
正直、ショックでした…
今から子どもが生まれるというのに
今後の仕事の事もあいまいだし
なんか、色々と
義両親の言いなりと言うか
親に頼る事満々な気がして
気分が良くありません
…とは言え
夫が言うように
私も仕事を辞めた方が
精神的にも時間的にも
育児に専念できる事は確かです。
わが家は親族も少ないし
母も持病があって
そんなに体が丈夫な方ではありません。
父も仕事をしているから
正直、困った時に頼りたくても
頼れないと思います。
引っ越しは絶対に嫌だけど
今後の事を考えると
引っ越しもありかもしれない
そんな思いが
頭の中を駆け巡る日々が始まりました。
続きはこちら↓